トップページの四則の問題についての説明です。以下、例題「1,2,3,4→13」について説明します。
参考:トランプゲーム「四則」
左辺にある数から、演算によって、右辺の数を作ることが目標です。例題でいえば、1,2,3,4から13を作ることです。
よく切符の番号で10を作るのと大体同じです。使える演算がちょっと違います。
「左辺の数から二つを選び、その二つに何らかの演算を行って一つの数を生み出す」という操作を繰り返し、最終的に左辺に一つだけ残る数が右辺の数に等しくなるようにします。左辺の数を使う順序は自由ですが、すべて使い切らなければなりません。
どんな演算を使えるかは、いくつかのルールがあり、以下に記します。なお、どのルールかは問題ごとに明記します。
加減乗除(足し算、引き算、掛け算、割り算)、累乗、累乗根、対数が使えます。すなわち、2数a,bから、
a+b , a-b , ab , a/b , ab , b√a , logab
を作ることができます。むろん、0で割る、非正数や1を底とした対数などの不能演算、負数の非整数乗などの不定演算はできません。負数の平方根は、意見が分かれますが、通常考えません。
例題でいえば、2×(1+4)+3=13となるので、これが(一つの)解となります。
もともと「四則演算」という言葉があるので「四則」となった(と思われる)のですが、下の「特殊」と区別するために「七則」と呼ぶこともあります。
加減乗除(足し算、引き算、掛け算、割り算)が使えます。すなわち、2数a,bから、
a+b , a-b , ab , a/b
を作ることができます。やはり、0では割れません。
よく切符でやるのと同じです。なお、この「初等四則」という名称は私が勝手に作りました。「四則(七則)」と「特殊四則」は(数オリの合宿の関係者の近傍において)一般的です。
「四則」に対し、引き算、掛け算、割り算が使えなくなります。すなわち、2数a,bから、
a+b , ab , b√a , logab
を作ることができます。ただし、二つ上で述べたような不能/不定演算はできません。
例題でいえば、上に述べた解は、掛け算を使っているので、「特殊四則」における解ではありません。32+41=13となるので、こちらは「特殊四則」における(一つの)解となります。